リードの取扱説明書

更新日:5月18日

弊社ヒヅカリード、fumiリード、ロングリード共通のご使用方法をご紹介いたします。


【水に浸ける時間】

演奏前に水に浸ける時間は、年間を通して「一瞬(1〜2秒)」でOKです。


○冬場の乾燥期(11月〜3月)…先端(削ってある部分)を一瞬水に浸けて軽く水を切り、リードケースで開きが安定するまで10〜30分放置。開きが落ち着いたらそのまま演奏可能。→詳しくはこちら


○春以降に、室内湿度が50%を超えて来たら(4〜5月)…先端(削ってある部分)を一瞬水に浸けて軽く水を切り、リードケースで30秒〜1分ほど置くと先端が柔らかくなるので、指で先端の開きを整えたら演奏可能です。→詳しくはこちら


○梅雨入りから夏にかけて(6月〜9月上旬)…先端(削ってある部分)を一瞬水に浸けて、すぐに先端の開きを指で整えて演奏可能です。



*弊社リードは先端が柔らかくなって開きの形が整えば演奏可能です。水はリードの先端を柔らかくするために使います。なので「先端を一瞬」だけ水に浸ければ大丈夫です。水にどっぷりと浸ける必要はありませんので、譜面台に水入れをぶら下げなくても大丈夫です!


水に一瞬浸けた後に、先端が柔らかくなるのを待ってから、写真のような開きになるようリードを調整します。この「先端が柔らかくなるまでリードケースに置いて待つ」時間が冬場は10〜30分、夏場は数秒と変化するのがポイントです(湿度と気温の変化が原因です。詳しくはこちら)。



*弊社リードは、水に浸けっ放しにしないようご注意下さい!



【リードの調整の仕方】

出荷の際には試奏して念入りにに選定しておりますが、時間の経過や気候などの影響で先端の開きが変化し、振動しにくくなることがあります。その場合まず下の写真くらいの開きに調整してやると、吹きやすくなります。

*開きが大きすぎる場合、または狭すぎる場合の調整についてはこちらをご覧下さい。




【チューニングの仕方】

ピッチは標準的なA=442で作っておりますが、楽器や奏法によっては多少高め/低めになることもあります。


高い場合はチューニングのA(吹奏楽ではB♭)の他に、チューナーを見ながら真ん中(ハーフホール)のDが上ずらなくなるようにリードを1〜2ミリほど抜いてやると、全体のピッチが安定します。


逆に低い場合は、左右どちらかピッチが上がる方向へ、髪の毛1本分ほど表裏をずらしてやると吹きやすくなります。弊社リードは一般的な市販リードよりもスクレープ(削ってある部分)の両サイドがきちんと残る設計にしてあるため、写真の程度ずらしても振動が止まることはありません(ピッチをみて最初からずらしてあるものもあります)。

*最初からずらしてあるもので、ピッチが上ずる/振動しにくい/息が入りにくい場合は、表裏をずれていない位置に戻してみて下さい(カチッと音がします)。

【リードのお手入れについて】

演奏前に歯磨きをすれば、特に日々のお手入れは必要ありません。演奏後もそのままリードケースへ戻して自然乾燥させて下さい。


リードの内側に汚れが付いた時はプラークを挟み、スクレープ部分を指で軽く押さえながら引き抜くと取り除くことが出来ます(先端を傷めないよう、十分ご注意下さい!)。リード先端を水に浸けて、コルクの側から強くブクブクと吹いてやるのでもいいでしょう。


*水洗いする場合は、必ずリード内外の水気を拭き取ってからリードケースへしまって下さい。特に梅雨時は水気がカビの原因になるので、洗わずにそのまま乾かす方がよいでしょう。

個人的には、きちんと歯を磨いてから演奏すれば、演奏後はリードはそのまま何もせずにしまうのが一番おすすめです(1ヶ月程度までの使用を想定)。




【湿度や気圧の影響について】

オーボエのリードは自然の素材を使用している上に、クラリネットなどのリードと違いとても小さく立体的な構造(ダブルリード)のため、気候、特に湿度と気圧の変化の影響を受けやすいのが特徴です。

同じリードでも晴れの日に吹きやすいリード、雨の日が得意なリードなどありますので、上手くローテーションして使うのもいいと思います。




【最後に】

オーボエのリードは水への浸け方ひとつ取っても色んなやり方・考え方があり、お使い頂く方が心地よく演奏が出来れば実は何だっていいのですが(笑)、ヒヅカリード、fumiリード、ロングリードについて製作者推奨のやり方をご紹介させて頂きました。いつもお使い下さっている皆さまのご参考になれば幸いです!



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