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10月〜11月のリード取り扱い方法について

更新日:2022年12月14日

10月に入り少し涼しくなってきましたね。日中はまだ暑い日もありますが最高気温が30℃を超えることはなくなり、湿度も下がって毎日過ごしやすいです。そして何より、気圧がようやく1気圧(1013hPa)を回復しました!

梅雨〜夏とずっと低気圧・高湿度でリードが【水を吸いやすく、しかも乾かない】ために重くなりやすい時期が続きましたが、これからしばらくはリードの吸水性・乾燥ともにほどよい季節となります。


秋と春はリードにとって一番心地よい季節といえるでしょう(人と同じですね)。夏に比べると少しだけ水を与える量を増やしますが、演奏中はやはりリードは先端以外は乾いているイメージがいいでしょう。

*弊社リードは水に浸けっぱなしにしないよう、ご注意下さい!!



削ってある部分の半分くらいまでを水にちょんと浸けてすぐに取り出し、軽く水を切ってそのままリードケースで5〜10分置く。

このくらいで十分です!


*上級者向けの硬くしっかり張りのあるリードほど、水が染み込む(=リード先端が演奏に必要な柔らかさになる)まで時間がかかります。柔らかめのリードは5分程度、硬めの材のリードは10分程度リードケースで置きます。

それぞれのリードの硬さの目安は、乾いている時のリード先端の開きの形です。これからの季節、硬くしっかり張りのあるリードほど乾いた時に先端が大きく開きます。この先端の開きを見ながら、自分が吹きやすい開きの形に落ち着くまでリードケースに置いておきましょう(吹きやすい開きの目安は、下の方に写真がありますのでご覧下さい)。


*気圧を計測できる方へ:1007hPa以下の気圧の低い日・場所の場合は、水を軽く吸い取ってからリードケースに置くといいでしょう。


*11月に入ると空気の乾燥が進み、気圧も高くなるので、全てのリードを10分以上リードケースで置いて吹きやすい開きになってからお使い下さい(冬に向けて、リードケースに置いて馴染ませる時間が長くなって行きます)。



②リードを演奏時よりも浅く、先端の薄い部分(ティップ)のみを唇の先にくわえてタンギングをしてみて、クリアに発音出来るものは準備OKです!



③クリアに発音出来ないものは、そのままもう一度リードケースで10〜15分ほど放置して、開きが落ち着くのを待ちます。

リードは乾く過程で一度開きが閉じる性質があるので、それを利用して吹きやすい開きになるまで待ちます。


④それでも開きが大きくて振動しにくい場合、または急いでいる場合は、指でリード先端を潰して開きを狭く調整して下さい。

*表裏がずれないよう注意して潰します。

*リードが乾いた状態で潰すと割れます!必ず①②をやった後にして下さい。

弊社のリードはこのくらいか、もう少し狭いくらいの開きが一番いい振動がします!乾燥してパックリと開いたままでは振動しませんので、必ず開きを整えてからご使用下さい。




【ロングスクレープリードの場合】

基本的にはヒヅカリードと同じです。

削ってある部分の半分くらいまで水に一瞬浸けてすぐに取り出し、軽く水を切ってからリードケースで10分ほど置きます。

このくらいです!




リードにも楽器にも心地よい季節です。今のうちにたくさん演奏を楽しみましょう!!

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