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fumiリードの取り扱い方法(最新版)

更新日:5 日前

fumiリードは大型のH25シェーパーと細身のドイツチューブの組み合わせのリードです。主にプロオーケストラ奏者の皆さまに向けて製作しているため、シビアなプロの現場での演奏に対応出来るようアリオードの丸材からかなり厳しい基準で厳選して製作しています。

もちろん一般の方からもご注文頂けますが、取り扱いに関してはオーボエの専門家であるプロ演奏家の皆さまのご使用を想定しておりますので、ヒヅカリードと比べ開きの調整などが多少難しいと思います。こちらの記事では、一般の方でも使いやすいよう取り扱い方法をご紹介します。



①リードの削ってある部分(スクレープ)のみをちょんと一瞬水に浸けてすぐに引き上げ、軽く水を切ってからリードケースに入れて、湿度の高い季節は10分ほど、空気の乾燥する季節は15〜20分置いて馴染ませます。

この時、冬場の特に乾燥した季節はリードケースの蓋を閉めてやりましょう。

湿度の高い季節は、逆に蓋を開けておきます。


*弊社リードは、決して水に浸けっぱなしにはしないで下さい!



②上記の時間馴染ませてリードの先端が柔らかくなると振動が始まりますが、fumiリードは張りが強いためそのままではまだまだ吹きにくいと思います。


○冬場に15分ほどリードケースで置いた状態。このままだとまだ開きが大きすぎて振動せず、吹きにくいです(冬場は特に張りが出ます)。


○リードのスクレープ部分(削ってある部分)全体を指でつまんで、表裏がズレないように気をつけながらキューっと強く潰してやります。張りが強い(開きが大きい)場合は30秒程度やって下さい。


○30秒程度潰した状態。このくらいになればリードも軽くなり、柔らかく発音出来ます。リード先端の薄いティップ部分のみを唇の先で(演奏時よりもかなり浅く)咥えて吹いてみて、クリアにタンギング出来れば準備OKです。

*必ず、所定の時間水に馴染ませてから潰しましょう。乾いたまま潰すと割れてしまいます(特に冬場は注意!!)



③それでもまだ張りが強くて吹きにくい場合は、U字の境目(写真の部分)を10秒ほどキューっと潰してやって下さい。先端が更に狭くなり、軽く吹けるようになります。

このくらい開いていても、

U字の境目部分をキューっと10秒〜(反応がよくなり、軽い吹き心地になるまで)しっかりと潰してやると、

このように先端の開きが落ち着いてきます!

押さえる(潰す)のはこの辺りです。


潰すのは「U字の境目部分」までです。リードの下半分は決して潰さないようにして下さい!!息の入り方が変わってしまい、全く別のリードになってしまいます(私が針金を巻かないのも同じ理由からです)。




④真冬などにそれでもまだ重くて(硬くて)吹けない場合は、材がしっかりと硬く水を吸うのに時間がかかる個体なので、もう一度①から繰り返します。リードケースに置く時間も更に長めにしてやるとよいでしょう。



⑤ピッチの調整方法

fumiリードは大型のH25シェーパーを使った息の入るリードのため、楽器との相性や吹き方によってはピッチが低くなる場合があります。先端の開きさえ狭く整えてやれば、最初低めでもしばらく吹いて馴染めばちょうどよくなることがほとんどですが、それでも難しい場合はリードの表側を少しだけ左右どちらかにずらしてやれば、ピッチが上がり吹き心地も軽くなります。


○弊社のリードは、コルク上端部に線がある方が下唇側です。


○上唇側(線がない方)からリードを見ると、このように左右両方に反対側の縁が見えます。この状態がニュートラル(ズレていない)です。


ピッチを上げたい時、または下げたい時は、このリードの上唇側を左右どちらかへ少しだけずらしてやります。左右のどちらかで上がり、その反対側で下がります(左右どちらかは、リード個体により異なります)。


○右側(→)へずらした状態



○左側(←)へずらした状態

*いずれの場合もずれるのは上唇側のみのため、いわゆる「完全にずれた状態」にはなりませんので、反応は損なわれません。安心してお試し下さい。

*リード個体により、出荷時に少しずらしてピッチを調整しているものもあります。その場合、ずらしてある方向が「ピッチが上がる方向」です。


写真の程度ずらせば十分です。fumiリードは多少ずらしても発音に影響は全くないよう設計してありますので、必要に応じてこの方法でピッチや息の入り方の調整をして下さい。

・ピッチが上がる方向にずらす→息の入りは抑えられる

・ピッチが下がる方向にずらす→息の入りは増える

です。リセットしたい時は、厚みのあるプラークを入るところまでグッと挿し込んでやって下さい。



【まとめ】

fumiリードは張りが強い材を使用しているため、先端の開きを必ず適切に整えてから演奏して下さい。その上で、ピッチや息の入り方をお好みに整えてやりましょう。


 






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