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たくさんコンサートに行けました!

今回は約2週間の東京アトリエ滞在でしたが、その間たくさんのコンサートを聴きに行くことが出来ました!

以下は備忘録として、とりとめもなく。


○11月21日 ベルリンフィル(リハーサル)

友人にお誘い頂いて、サントリーホール公演のリハーサルを1時間ほど見学させて頂きました。東京の前にツアーで何度も演奏した演目だそうで終始リラックスモードでしたが、2階最前列で聴けてとてもいい経験でした。このオケの中で吹いていたって、東京フィルオーボエの荒川文吉くんすごいな!!


リハーサル前 1階席にいた音大生と思しき聴講の若者たちに、フルートのパユがステージから駆け寄って全員に笑顔でハイタッチして回ってたのが印象的でした。

あと早く着いて外で待ってる時に、ホルンのサラさんを見かけました!ハリポタのハーマイオニーみたいに美人さんでした😊




○11月24日 東京交響楽団

首席オーボエの荒絵理子さんがソリストを務める、リヒャルトシュトラウスのオーボエ協奏曲を聴いて来ました。つい3週間前に山口へ「東京六人組」の演奏会でいらっしゃった際にご連絡頂き、リハーサル後にお会いしてリードについてのアイデアを色々頂きました。


荒さんの演奏は堂々として、とても清々しいリヒャルトでした!オケのサポートも秀逸で、特にフルートとクラリネット首席の方は初めてお聴きしましたが感動的に素晴らしかったです。




○11月25日 広田智之&大萩康司デュオリサイタル(ヤマハ名古屋ホール)

11月11日の防府アスピラート(山口県)を皮切りに始まったお二人のツアー、初日の防府で聴いたオーボエ&ギター版のシューマン「3つのロマンス」が素晴らし過ぎて。防府で本邦初公開だったこの曲の進化した姿をもう一度聴きたくて、ツアー最終日に名古屋までおかわりしに行って来ました!


600席のよく響く防府アスピラートと違い、この日の会場は150人ほどのデッドな会場で、よりアコースティックな雰囲気での演奏会でした。

先日発売されたCD「ケルト・スピリッツ」からの曲は勿論ですが、CD未収録のシューマンやサンマルティーニも本当に素晴らしかったです✨

わずか5時間の名古屋滞在でしたが、本当に行ってよかったです。2週間のツアーでお二人の阿吽の呼吸もますます進化していたので、近いうちに未収録曲の2ndアルバムのレコーディングも期待しています!!




○11月28日 大阪フィル定期演奏会

大阪フィルの今年最後の定期演奏会を聴きに、フェスティバルホールへ。

首席オーボエの浅川和宏さんは日本では数少ないアメリカンスタイルの演奏家で、私が大好きなレイ・スティル先生(故人・シカゴ交響楽団の名物奏者でした)の愛弟子でもあります。私も二十代の頃にニ度シカゴへ渡り、スティルさんの薫陶を受けました。


浅川さんとはちょうど20年前に同じフェスティバルホールで偶然知り合いになり、その後お会いするのは数年に一度なのですが、私の地元の教え子がお世話になったり、浅川さんのアルバムが出た時には山口まで届けに来て下さったりと、長くいいお付き合いをさせて頂いています。


この日は浅川さんの「牧神の午後への前奏曲」のソロを聴きに来たといっても過言ではないのですが、フルートよりも更にppからスタートして、しかもちゃんと存在感のある音色から繰り広げられるメロディは、懐かしいアメリカンオーボエの薫りがしました。素晴らしい存在感でした!2nd水村くん、EH大島さんと並んでの演奏を聴けたのも嬉しかったです。




○11月29日 アンサンブル「弐」演奏会

翌日は、いつもお世話になっている大阪フィルオーボエ・イングリッシュホルン奏者の大島弥州夫さんよりご招待頂き、大阪フィル木管メンバーによる五重奏を聴きに大阪フィルハーモニー会館へ。


アーノルド、平尾貴四男のオリジナル曲と、「セビリアの理髪師」序曲、「展覧会の絵」の木五編曲版の演奏。とくにメインの展覧会は、5人で35分全曲を吹き切るすごい演奏会でした!とても勉強になりました。 


300席の会場は、昨年に引き続き満席!終演後のお客さんも皆さん幸せな笑顔。このメンバーの人気の高さは、お手洗いのこんな心遣いからも理由を感じ取れました。





11月30日 トリトン晴れた海のオーケストラ

翌日朝東京へ戻り、午後から晴海の第一生命ホールへ。晴れオケのベートーヴェンチクルス、今回は6番と8番でした。

6番「田園」がメインかと思っていたら、何といきなり田園からスタート!でもそのわけは、メインの8番を聴いて納得しました。いつもは室内楽的に演奏されるこの曲を「次の9番へと連なる曲」として捉えたアプローチのように感じ、それがとても新鮮でした(翌日販売開始の、次回第九公演のチケット買っちゃいました)。


田園も指揮者なしの晴れオケならではのアプローチが随所に見られ、特に2楽章終盤の鳥の鳴き声からラストへ向かうシークエンスに痺れました。




以上、2週間で6公演と聴く方もなかなかハードなスケジュールでしたが、どのコンサートもとても思い出深いものとなりました。


私はリードのアイデアも、楽器のアイデアも、第一線で日々活躍されている演奏家の皆さんが一番お持ちだと、いつも思っています。日本各地の一流オーボエ奏者の皆さんとの交流で、今回もたくさんの学びをさせて頂きましたし、いちファンとしても嬉しかったです。お世話になった皆様、本当にありがとうございました!!


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