top of page

6月のリードの取り扱いについて

更新日:7月7日

梅雨入り〜初夏は一年で最も湿度が高く、日本中のオーボエ奏者の口から一斉に「リードが重い!」「鳴らない!」という言葉が聞こえて来る季節です。しかしこれは湿度が高く冬場の10倍近い水分が空気中に溢れている季節に、乾燥した季節と同じようにリードをたっぷりと湿らせて吹けば、重くなって振動しないのは当たり前です。


湿度の高い季節のリードは乾いた状態でも水分が完全に抜けずにある程度の柔らかさをキープしているため、気をつけないとリードは水を吸ってどんどん柔らかくなり、また水の重さで重く(振動しなく)なってしまいます。


そのためこの時期のポイントは【リードに水を与え過ぎない】ことです。水に一瞬浸けてリードケースで馴染ませるのはいつも通りですが、リードケースに置く時間は10分程度で十分です。



①リードの削ってある部分を一瞬だけ水に浸け、軽く水気を切ってすぐにリードケースに戻し、そのまま10分程度置きます。お急ぎの場合は5分程度でも開きの調整をすれば演奏可能と思いますが、10分程度馴染ませた方が最初から安定した状態で演奏をスタート出来るのでお勧めです。


*fumiリードは大型で張りが強く水が馴染むのにも時間がかかりますので、15分程度はリードケースで置いて柔らかくしてから、③の開きの調整をしてお使い下さい。

この辺りまで1〜2秒浸けて、軽く水を切りリードケースへ戻します。


②10分(fumiリードは15分)程度経ったら開きをチェックします。下の写真のような程よい開きで、演奏時よりも浅くくわえて優しく息を入れクリアなタンギングで発音出来るものは、そのまま演奏してOKです。

fumiリードは特に開きが出やすいため、必ず③の開き調整を行ってからお使い下さい。



③ タンギングの発音がぼやけたりスカスカして発音しにくい場合は先端の開きが大きすぎるので、リードの上半分を指で潰して開きを狭くします。

️この時、リード部分の上半分だけを潰します!

下半分(根元)は潰さないことがポイントです。根元を潰してしまうと、リード全体のバランスが崩れてしまいます!


【まとめ】

乾燥する冬場とは違い、6月以降リードは一晩乾かしても乾ききらずに比較的柔らかい状態を維持するため、水を与える時間は短くても開きの調整はしやすいと思います。


逆に、演奏中リード先端部は口の中で水気を吸い続けます。繰り返しになりますが、この季節は水を含ませ過ぎるとリードの振動は重くなり、先端が柔らかくなり過ぎて振動が重くなってしまいます。


放っておいても乾燥する冬場とは違い、なかなか水分が蒸発してくれない梅雨〜夏の時期は演奏中もリードがなるべく「乾いた状態」になるよう、注意してみましょう!


閲覧数:185回
bottom of page