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防音室に除湿機を購入!

更新日:2024年8月6日

梅雨入りして、防音室の湿度が下がらなくなりました😂

エアコンの除湿運転をかけているのですが、狭い防音室を締め切るとどうしても先に室温が下がってしまい、肌寒くて楽器の割れが心配。肝心の湿度は多少は下がるのですが、60%ちょいあたりをウロウロといった感じでリードメーキングには嫌な日々が続きました。そしてとにかく寒い!

先日冷たい雨が降り外の湿度が90%台、防音室は70%くらいになって、これでは全く仕事になりません。「リードのプロフェッショナルとして、天気に出来を左右されるのはいかがなものか!」とついにスイッチが入りまして、防音室の湿度対策が始まりました。


ネットやYouTubeで情報を漁ったところ、選択肢は

○「再熱除湿方式」のエアコンに買い換える

○除湿機を買い、現在のエアコンと併用する

の二択。さらに除湿機には、

・「コンプレッサー方式」

・「デシカント方式」

の2種類があることが分かりました。


最初は除湿しても冷えにくいという「再熱除湿方式」のエアコンに買い換えるつもりだったのですが、狭い防音室でどの程度効果があるのか疑問だったのと、結局「再熱除湿方式」は一台のエアコンの中で冷房と暖房を同時に行う仕組みのため、室温が下がりにくい代わりに湿度もそこまでは下がらないとの話を聞いて、一気に考えが除湿機へシフトしました。


電気店では店員さんが「こちらは部屋干しの乾燥機能が…」とか「電気代はこちらがお得で…」と熱心にご説明下さいましたが、どうでもいい機能です(笑)「湿度がしっかりと下がって、駆動音がうるさすぎず、なるべくコンパクトなものを!!」ということで相談しながら検討した結果、こちらのコンプレッサー方式の一番小型のものに決めました!


コンプレッサー方式はエアコンと同じく吸い込んだ空気を冷やして結露した水滴を除去し、湿度の低い空気を排出することで部屋の湿度を下げる仕組みです。除湿力が高い反面、駆動音が大きい(エアコンのミニ室外機が室内にあるイメージ)なのがデメリットなのですが、このシャープの小型のものはカタログ上の騒音レベルは他のコンプレッサー方式よりかなり小さく、数値上はほぼデシカント方式(駆動音は小さいが除湿力も低い)と同程度だったのが決め手になり、購入を決めました。


お店にはどこもモックアップ(模型)の展示しかないため、電源を入れて実際の駆動音を確認出来ないのがネックでしたが、持ち帰って早速スイッチオンしてみたところ、「少し気になるけど、慣れれば仕事の妨げにならない」レベルだったので一安心しました。


そして肝心の除湿機能ですが…!


防音室を締め切ってエアコンの除湿モード+除湿機の「強」スイッチを入れて30分経過後、何と18%近くも湿度が下がりました!しかも気温がほとんど変化せず、とても快適な作業環境です!!


翌日には、2.5ℓのタンクいっぱいの水が貯まりました。手に持ってみると、その重さに驚きます。リードも重くなるわけだ!


しばらくはエアコンの除湿設定(23〜24℃)+除湿機を弱でつけっぱなしにして湿度40%台で仕事していたのですが、それだと乾きすぎのようでリードが冬のようにパックリ開いて硬くなってしまい、結局【50%を切りそうになったら除湿機を切りエアコンだけにして、50%台をキープする】のがベストコンディションということが分かりました。

このくらいの温度・湿度がリード作業には快適です!除湿機には最初にガーっと湿度を下げてもらい作業中はほとんど切っているので、作動音問題も解決しました✨

3万円ちょっとの投資で、とても大きな収穫がありました😊


7/1追記

なんと6月中に梅雨が明けてしまいました!

梅雨が明けると気温も35°Cまで上がり湿度も10%以上下がるため、これまで通りエアコンと除湿機を作業中ずっと併用し続けると、防音室内の湿度が40%程度まで下がってしまい却ってリードの扱い(演奏・判断)が難しくなってしまいました。

そこで、仕事を始める30分ほど前に防音室のエアコン(ドライ23〜24℃設定)と除湿機(弱)をつけておくと仕事を始める頃には湿度が50%弱まで下がるので、その後は除湿機を切りエアコンだけにすることで快適な湿度(50〜55%)にキープ出来ています☺️



9/7追記

秋の気配がしてきましたが、今でも毎日除湿機活躍しています。最近はエアコンを26〜27℃のドライ設定にして、除湿機を弱で付けっぱなしにしています。エアコンだけだとすぐに寒くなるのですが、除湿機からは温風が出るので中和されてちょうどよい体感温度になります。

湿度は40〜50%をキープ。8月下旬まではずっと低気圧(1008hPaに届かない)でリードは水を吸いやすかったため、湿度を低めにして乾きやすくすることで材の判別をつきやすくしました。

2024.8.6追記(備忘録)

東京アトリエの防音室は、エアコンは除湿ではなく冷房(24℃設定)、除湿機は連続ではなく「強」の組み合わせで部屋を密閉しておくと、湿度が50%まで下がる。

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