夏場(7月下旬〜8月)のリード取り扱いについて

更新日:8 時間前

夏は引き続き湿度が高い(60〜70%)ですが、梅雨時期よりも気温が高く飽和水蒸気量(=水が蒸発出来るキャパ)にかなり余裕が出来るため、雨で湿度の高い日を除きリードは意外と乾きやすいのが特徴です。夏は湿度が高いのに、空気の乾燥する冬よりも洗濯物が乾きやすいのでイメージしやすいと思います。冬にリードがとても乾くのは、元々空気中の水分量が少ない中で暖房をかけて室温を高くするためです(つまりエアコンの影響)。


そのため夏は意外と冬のリードに近い状況となり、乾いた状態のリードは梅雨時期に比べてかなり硬くなります。梅雨時期には口の中で湿らすだけ(または先端にちょんと一瞬水を付けてすぐに)演奏出来ていたのが、それだけでは硬くて振動しなくなるのが気候が変わった合図です。

リードが硬いままで吹くと口が疲れますし、噛んでしまうのでリードが早くへたるため注意が必要です。


直前の梅雨時期とは取扱い方がガラッと変わりますが、慌てずに対処していきましょう。

①リードの先端(1〜2ミリ)にだけちょんと一瞬水をつけて、そのままリードケースで10分ほど置きます(梅雨時とは違い、ついた水は吸い取らないで大丈夫です!)

これで1ミリくらいです!もう少し浸けてもいいかも。ティップ(先端の薄い部分)に水を付ける感じです。


梅雨時期はこれですぐに吹けましたが、上記のとおり意外とリードが乾いて硬くなっていますので、この状態で10分ほどリードケースに置いて水をゆっくりと染み込ませ、振動してくれるのを待ちます。



②10分くらい経ったら、リード先端の薄い部分だけを唇の先にくわえて吹いてみます。プワプワと音が出て、タンギングでクリアに発音出来るなら、準備OKです。

*深くくわえずに、先端(先ほど水を浸けた辺りだけ)をくわえて発音してみるのがコツです!


 

③まだ先端が開いてリードが重い場合は、いつもの要領で先端を指で押さえて潰し、表裏がずれないように気を付けながら入り口の開きを狭くしてやって下さい。入り口が狭くなれば軽くなり、反応もよくなります。

*根本ではなく、先端(削ってある部分)をキューっと押さえるのがポイントです。根本を潰してしまうと、息が入らなくなったり割れたりしますのでご注意下さい!


それでも開きが潰れないものは、もう少しリードケースに置いて柔らかくなるのを待ちます。湿らせたリードは乾く過程で開きが一度小さくなりますので、程よく落ち着いて来たら演奏可能です。


*弊社リードは水に浸けっぱなしにはしないよう、お願いいたします!



④夏でも気圧が1気圧(1013hPa)未満の日は、長時間演奏しているとリードの開きがぺちゃんとしてしまう時があります。これは【水を吸いすぎている】のが原因ですので、しばらく(何なら一晩)リードケースで乾かしてみて下さい。張りが戻ります。



夏場は冬ほど急激には乾きませんが、やはりリードが乾きやすい季節です。リードが硬い状態でそのまま吹かないこと、演奏出来る柔らかさになったらそれ以上は水を吸わせないこと(=演奏中はなるべくリードが口の中で乾いているようにする)が大切かと思います。ぜひお試し下さい♪


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