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ヒヅカリードの取り扱い方法(最新版)

更新日:2月19日


ヒヅカリードはどなたでも柔らかい音色で、かつ発音・音程のコントロールがしやすいよう、fumiリードと比べ柔らかめのリード材を使用して製作しています。

そのため、例えばクラリネットの方がよくされているようにリード先端部分を咥えて、しばらくの間舐めて湿らせるだけでも十分に演奏可能です(口に咥えておく時間は季節によって異なり、寒く乾燥する季節ほど長くなります)。


一般の方は水入れの水を使用する方が馴染みがあると思います。この場合もリードをどぷんと水に浸けるのではなく、下の動画のようにリードをなるべく斜めに寝かせて【削ってある部分の「表面だけ」に、両面ちょんちょんと水を付けてやる】のがベストです。柔らかめの材を使用しているヒヅカリードはこのようにリードの「内側」に水があまり入らないようにしてやると、リード全体が必要以上に柔らかくなったり日々の天候により重くなったりと一定しなくなることを予防出来ます。

これだけで十分です!


この表面に水が付いた状態で、

○冬は10〜15分程度、リードケースで置いて馴染ませましょう(フタは閉めて下さい!)。

○夏はすぐに吹くか、水を吸い取って1〜2分置けば大丈夫です(フタは開けたままで!)。


*冬は空気が乾燥していて水が馴染む前に蒸発してしまうので、必ずリードケースのフタを閉めておいて下さい!!


先端の開きの形が演奏に適した状態に落ち着いて、リード先端を咥えてプワプワと音が出て、クリアに発音出来れば準備OKです。


演奏中の理想はこのくらいです。


○こちらは少し先が開いていますが、このくらいならもう吹き始めて大丈夫です。



○下の写真はまだ開きすぎで硬くて吹けませんので、下の手順で開きが狭くなるよう整えてやる必要があります。


①開きが大きくうんともすんとも振動しない場合(タンギングしてもほとんど反応しない)、または開きは適切で先端はタンギングに反応するけど振動が重く息が入らない場合

→リード材がしっかりと硬めの個体のため、水が馴染む前に蒸発してしまいまだ演奏に適した柔らかさになっていないので、こちらのfumiリードのやり方をお試し下さい。特に空気の乾燥する1〜2月は張りを維持するためにいつもより硬めの材を使用するので、いい振動が来るまでに時間がかかります。


このように水を吸いにくいしっかりした材のリードは、下の動画のようにリードをまっすぐ水に浸けて内側も湿らせます。削ってある部分だけを浸けるのは同じです。軽く水を切り、リードケースへ戻しフタをして、開きが狭く落ち着くまで15分ほど待ちましょう。

こちらのやり方の方が適している個体は、翌日からは最初からこのやり方でお使い下さい。


②開きは大きいけど先端は反応して全体も振動する(息が入りすぎる)場合は水はもう充分に馴染んでいますので、リード先端の「削ってある部分」のみを、リードの表裏がずれないように気をつけながら指でキューっと強く押さえて潰してやります。30秒も押さえてやれば、開きが落ち着くと思います。

*決して、リードの削っていない部分(特に根本)は潰さないようにして下さい!割れてしまいます。


このように、同じ「開きが大きくて吹きにくいリード」でも、リード材の違いにより対処法が異なります。適切な対処をすれば、どのリードも吹きやすくなります。



*リードはコルク上端部に線が付けてある方が「下唇側」です。この向きでお使い下さい。


*長時間吹いていて息が入りにくくなって来た場合は、上唇側から見てみて表裏がズレていれば真ん中に戻してやって下さい(fumiリードと違い、ヒヅカリードは基本的に表裏のズレがない方がいいです)。厚みのあるプラークを、入るところまでギュッと挿し込んでみるのも有効です。



*冬などの乾燥した季節には、リードは完全に乾いた状態や水をつけてすぐはぱーっと開きが出ますが、一度「演奏に適した開き」に落ち着いた後、しばらく吹かずに置いて乾いてしまうと逆に開きがぺちゃんこになってしまいます。そうなった場合はリードを糸の辺りまで深く口の中に咥えて、ゆっくりとした温かい息をしばらくリードの中に通してやりましょう(20〜30秒くらい。息の通りがよくなったらOKの合図です)。開きが戻ります。

一度吹ける状態になったリードは、再び水に浸けるよりもこの方が早く回復します。なるべく唾をリードの内側に入れずに、温かい息だけをリードの中に通してやるのがコツです(外側は唾液で湿らせ、内側は息で温めてやるイメージです)。



【まとめ】

リードは季節ごとの気候に大きく影響を受けるため、季節により最適な準備の仕方が異なります。

ヒヅカリードは湿度の高い夏はそれこそ口の中で湿らせるだけでも演奏出来ますが、乾燥する冬場はリードが完全に乾いて硬くなりやすいため、適切な柔らかさに整えるための一手間・時間が必要です。先端は狭く整え、削っていない部分は潰さずに立体感を保つことで、発音などの操作性と音色感を両立出来ます。

季節ごとの有益な情報も都度追加して行きますので、時々当ページをチェックしてみて下さい。


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