シェーパーマシンの刃のセッティングについて

更新日:4月9日


メーキングマシンの刃もそうですが、シェーパーマシンの刃もオリジナルのままだと刃先が欠けやすいので注意が必要です。

欠けた刃のまま削ると、取れる舟形の形が本来と変わってしまいます。シェーピングは一度取ると最後まで形を直せないため、安定したリードメーキングのために自分の中ではかなり重要度が高い事柄です。


欠けてしまった刃。

シェーパーマシンの刃は上の写真のように欠けてしまっても、その後同じ場所で何十枚でも削り続けることは一応可能です。ただし、欠けた状態でシェーピングすると刃が材へ深く食い込んでしまい、材の両端(折り曲げた時リードの根本になる部分)が本来の形よりも細く取れてしまいます。


舟形全体が細くなるわけではないことが厄介なポイントで、これは力の入りやすい両端に行くほど刃が食い込んで細くなるためと思われます。このような欠けた刃で取った舟形でリードを作ると、リードの根本の張りが維持されずにぺちゃんとしてしまい、特に空気の乾燥する冬場は息の全く入らないリードになってしまいます。リードを作られる方で冬場に不調になる方はこれが原因の一つかもしれませんので、一度チェックしてみて下さい。


この厄介な【刃の欠け】は、刃が「切れすぎる(鋭すぎる)」ことが原因で起こります。

シェーパーマシンやメーキングマシンのようないわゆる【西洋かんな】の刃は、日本のかんな刃のように職人さんが砥石で研いでいる訳ではなく、メーカーでグラインダーという機械を使ってガリガリ研いでいる(というか削っている!)ものが多いため、本来ツルツルであるべき刃の裏面もよく見ると細かい溝がたくさんありザラザラしています。


この溝(研ぎキズです)も刃がすぐに欠けてしまう原因になるので、まずは裏面の両刃先をピカピカの鏡面に研ぎ直してから、しのぎ面(刃面)の先端を切れ味を損なわない程度に少し鈍くなるように加工してやると欠けにくい強い刃先になり、長期間安定したシェーピングが可能になります(もちろんマメに刃の位置を変えるのでもOKなのですが、本当にあっという間に欠けてしまいますのでお金がいくらあっても足りません…)。



私のシェーパー刃の裏面。両端(刃先)が鏡のようにピカピカに磨いてあるのが分かると思います。

下は磨く前の写真。試しに何も処理せずに使ってみましたが、やはり20枚程度で欠けました(刃の一番下の部分)。

磨き方は写真だと正確にお伝えするのが難しい作業なので、興味のある方はぜひリードレッスンにお越し下さい!


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